証券業界大手企業例
企業名 | 平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) |
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野村證券 | 966 | 12.828 | 38.5 | 12.7 |
みずほ証券 | 761 | 6.151 | 37.4 | 11.8 |
松井証券 | 688 | 108 | 36.8 | 9.3 |
証券業界の景気動向
銀行の項目で説明した「直接金融」において、株取引の仲介役を務めるのが証券会社です。
証券会社は、会社が上場したり、新しく株式を発行したりする際、その株式を引き受けて投資家に売り、"引受手数料"を受け取ります。また、顧客である投資家から注文を受けて、株の売買を仲介し、"株式売買委託手数料"を受け取ります。近年では国内より、海外での収益が高まっています。
2008年のリーマン・ショックにより、世界的な株式市場の急落で、各社の業績は赤字に転落しました。これにより、世界規模の業界再編が加速し、統合が進んでいます。
また、パソコンや携帯電話で取引を行う「インターネット証券」は手数料の安さ・手軽さから個人投資家の利用を伸ばしています。
証券業界への転職で募集のある職種
アナリスト
資産運用の現場などで私信とするデータを調査・分析・評価するスペシャリストです。
ファイナンシャルプランナー
消費者のニーズやライフスタイルに合わせ、最適な金融商品を企画・提案する営業職の事です。幅広い金融知識や企画力が求められています。
トレーダー
世界の金融市場を舞台に活躍する、金融のスペシャリストです。
証券業界への転職に有利な条件
証券会社へ転職する場合、「証券外務員一種」を取得しておくと大変有利です。
証券業務を行なっている銀行などを含む金融機関で証券業務を行う方のことを、証券外務員と呼びます。これを取得する資格です。
また、消費者のニーズやライフスタイルを見極め、的確な商品を提案する知識や交渉力、顧客の心を掴むコミュニケーション能力が大切です。