雇用保険とは
受給資格を確認する雇用保険は、労働者の職業生活・失業生活の安定を保つよう支援する制度です。雇用保険の受給を受けるには、まず『失業状態』であることが前提になります。転職が決まっている人は受給できません。
雇用保険の保険料は在職中に被保険者となり支払うシステムです。
会社都合の退職と自己都合の退職は大きく違う!
会社都合の退職と自己都合の退職は大きく異なります。
会社都合とは、会社の倒産による解雇や、リストラなどが理由による退職です。定年退職も含まれます。ハローワークに求職の申し込みをした8日後から、手続きが始まります。
自己都合とは自分の意志・都合で退職する事で、支給開始までに3ヶ月の制限期間があります。
つまり、会社都合の退職と、自己都合の退職では、雇用保険の支給日に大きな違いがあるのです。
再就職手当の受給資格を知っておく
雇用保険受給中に就職が決まれば、受給は打ち切られます。ただし、いくつかの条件に該当している場合、「再就職手当」というものが受給されます(別項「金額と再就職手当について」参照)
支給予定日の残日数によって金額が異なりますので、支給中に就職する場合は、その日程を考慮した上で、入社日を決めると良いでしょう。
不正受給は重い罰則が科せられます
不正受給とは就職をしたのに申告をしない、再就職していないのに再就職手当を申請した、などの行為で受給することを指します。
発覚すると支給停止は勿論の事、受給金額の返還や、それとは別に受給金額の2倍納付などの重い罰則規定があります。