製造(生活用品系)業界の労働環境
不景気の際、同じ製造業でも素材系・電気系・機械系の各企業が大幅な需要減少に貧するのに比べ、生活関連業界では大幅な落ち込みはみられません。生活必需品については、不況の影響は比較的少ないと考えられます。また、平均継続年数は、食品関係の大手でも13年という統計が出ています。
残業も生活関連業界では多めであり、こちらも業種や企業によって条件は異なると考えたほうが無難です。
製造(生活用品系)業界の給料
生活関連業界の中では、業種によって、年収額にかなりの開きがあります。例えば、医薬品関連の大手企業では平均年収1000万円前後の企業がみられます。また、飲料大手各社では、平均年収700万円台が主流であり、中には800万円台に届くところもあります。しかし、他の企業は平均年収600万円台が多く、業種全体をみると400～500万円台も少なくありません。賃金上昇カーブも比較的緩やかな傾向です。
製造(生活用品系)業界特有の職種
製造業の花形、ブランドマネージャー
化粧品やアパレルを扱う、一般消費者向けのコンシューマー企業では、消費者の動向を掴むマーケティング部門に特に力を注ぎますが、その中でもブランドを守りながら商品の企画から広報まで管轄するブランドマネージャーは、花形の仕事です。
その活動は幅広く、大手流通企業の本部に交渉したり、個人商店を周る活動等、多岐に渡ります。
薬品メーカーの営業職、医療情報担当者（MR）
医療関係者を対象に自社の医療品に関する情報提供をしていく活動が中心の仕事で、価格交渉や、納品業務に関しては卸売業者の営業（MR）が担当するという特徴があります。
