給与額への不満か、評価額としての不満か
自分の評価が納得いくものなのかを考える給料は、年功序列賃金制を採用している企業を除き、自分の仕事に対する対価ですから、給与ダウンはなかなか受け入れ難いものです。
会社からの評価というのは、その会社での実績だけでなく、勤続年数も加味されます。ですので、転職しても給料が上がる事もあれば下がる事もあるのです。
会社が自分の能力を正当に評価しているのかという不満が生じたときはどうすれば良いのでしょうか。
業界の水準と照らし合わせてみる
給与体系や、給与額は企業や業界全体で大体決まっていることが多いものです。
まずは業界の水準を調べ、水準程度であれば納得する必要がでてきます。
景気にも大きく左右される側面がどの業界にもあります。
例えば、現在景気の良い金融業界に転職すれば、短期的には給料が上がるかもしれません。しかし、また景気が悪くなれば給料がダウンする可能性は十分にあるのです。
大切なのは目先の給料ではなく長い目でみた、将来の事まで考えた給与計画と、その仕事は本当にやりたいかどうかだという事を忘れないようにしましょう。
給与額だけで選ぶ転職はかなりの確率で後悔を生み、さらなる転職を強いられる結果となります。
給与を上げる努力
給与を上げることは簡単な事ではありませんが、社内で給与を上げる交渉をするのに一番有効なのは、実績を作ってアピールすることです。
自分がいかに会社に貢献している人間であるかを、実績という目に見えるものを出して交渉するのが一番手っ取り早いでしょう。
しかし、前述したように、給与体系や支給額は企業や社内規則で決まっていますので、仮に実績を作ったとしても、簡単に上がるという事ではありません。
転職へ働きかける場合
長い目で見た給与推移を事前に調査しておく！給与が上がる見込みのない企業や業界だと判断したならば、転職をするほうが良いでしょう。そのときに大切な事は、次の転職先の景気や給与の推移をしっかり調べ、把握しておくことです。
実績を残す努力を！
新しい職場で高給与を得ることができたとしても、会社が能力に見合わないと判断した場合、企業の経営状況にかかわらず、給与がダウンする場合もあります。
（入社時に給与形態について把握しておくこと）
実績を残し、会社にとって必要な社員であることをアピールすることが、折角の転職で得た高給与を維持しつづけるコツなのです。
