なぜ転職してみたいと思ったのかもう一度考えてみる
自分の努力で解決できない問題かどうか今、貴方が会社で抱えている問題や悩みは、転職することでしか解決しないものですか?
どんな優れた会社でも、勤務して何年か経てば「仕事に変化がない」「人間関係が面倒になった」等、何らかの不満がでてくるものです。
そういった不満に対して、自分なりの対策をとらず、それらを解決するために転職という方法をとるのであれば、その転職は失敗する可能性のほうが高いでしょう。
転職に過剰な期待は禁物!
転職には相当のパワーを必要とします。もしも転職動機が現在の会社で解決されるのであれば、それに越したことはありませんが、仮に転職に成功したとしても、その転職動機になった問題が解決されるとは限りません。
まず、現在の会社で解決できないか、解決するためにはどうすればいいのか、自分は何をするべきなのかを今一度見直す必要があります。
転職のリスクを考える
意外に知られていない"転職のリスク"転職で問題の全てが好転するとは限りません。
「転職したけれども、以前の職場に戻りたい」という悩みはよくあります。
どの問題を優先して解決したいのか、自分が一番仕事に何を求めているのかを明確にしないかぎり、折角転職に成功しても、以前とかわらない、以前より就労環境が悪化したという事にも繋がりかねないのです。
また、転職を繰り返すことで、応募企業に「また転職して辞めるのでは」という不安感を抱かせ、いずれ採用されること自体が難しくなってくるケースに繋がります。
安易な転職はキャリアにも大きく影響してきますので避けるべきです。
現職場も"再就職先の一つ"として視野に入れる
転職活動をするときは、より自分の理想に近い企業を探し出すために、ひとつの企業だけで判断するのではなく、複数の企業との比較検討し、そして比較する候補の中に、他の企業だけではなく、今の会社も選択肢のひとつとして考えてみましょう。
自社と他社と比べることで、これまでに気がつかなかった、自社のよい所などに気がつき、転職を思いとどまるという事も大いに考えられます。