人事に「会ってみたい」と思わせる自己PR
業種のイメージより企業のイメージで企業はどのような人材を「欲しい」と考えるのでしょうか。まず業界別に求められる人物像を挙げてみると、
・営業業界:サービス精神豊かで、人と話すのが好きな人
・医療業界:命に対する考え方がしっかりしていて、倫理観がある人。
・マスコミ業界:好奇心が強く、周囲や新しいものに対し常に敏感にアンテナをはっている人
などです。しかし、同じ業界でも企業によって細かい点で求める人物像が異なってきている事に気付かなければなりません。
業種のイメージだけで判断する事なき、企業が個々の人材をどのように求めているか把握し、自分に合う企業で自分をPRすることが大切です。
その状況に応じて、企業の求める人物像は変化する
企業が求めている人材像を調べるとき、その企業がどの成長段階にあるのかを把握する必要があります。
例えば、創業期には事業に必要な経験やスキルを持つ人材を集め、強固な組織基盤を作ります。拡大期には営業拠点を広げるため、人材を募ります。
安定期になると、組織の秩序を整え、複雑化した業務の効率化を行い、収支の安定をはかり、やがて新規事業に進出する多角化期に入ります。多角化期に入る目的は企業により様々で、「現時点での収支が安定している」場合もあれば、「収支悪化をカバーするため」に進出する場合があります。
企業に期待される人材になるには
多角化期こそチャンス!既存の事業の行き詰まりや、閉塞感を打破するために、企業はそれまでの固定観念や会社通念・週間に縛られず自由で柔軟な発想ができる人材を求めるようになります。
また、新規分野に参入を試みる多角化期では、全く分野の違う所に居た人材を中途採用する事がとても多くなります。そこには既存の社風に新しい風を取り入れ、刺激を与える狙いや、新規社員と既存社員同士で新しい発想を生み出したいという期待も込められているのです。
そんな企業は、強い熱意とチャレンジ精神に自己PRを持った人材を求めているのです。
やりたいことを明確にPRできる人材を企業は選ぶ
企業が応募者を選考する上で、注目するのは、自分がやりたいことを明確にもっていて、なぜこの会社を選んだ動機等をはっきり主張できるかどうかである。
ただ単に「御社で働きたいから」ではなく、会社を十分に理解し、その会社で自分が何をしたいのか・できるのかを伝えられるように自己PRをする準備をしておくことが大切です。