現実的な金額を素直に述べる
回答例①現在の給与は年収で580万円です。これまでの経験と実績を発揮できれば、御社への貢献は今の会社以上になると思います。特に接客管理・人材育成という方向で、お客様に直に接する先客担当の育成に対し、大きな効果を挙げられると思います。
ですので、年収650万円を希望します。
回答例②
現在の年収は500万円で、今の会社ではそれなりの実績を積み上げてきたと思いますが、今回の応募職種では未経験の部分も少なくなく、勉強が必要な箇所があります。現在と同じ金額であれば十分です。
回答例のポイント
伝える給与額は昨年の年収で現在の給与をきかれた場合、昨年の年収額で回答するのが一般的です。月収で答えても、月によって様々な手当や賞与がありますし、平均的な回答より年収のほうが判断がしやすいです。
「御社に従う」「いくらでも良い」は逆効果
好印象を残したい、または恐縮する余り、「御社の給与規定に従う」「いくらでも構いません」という回答をする人が多くいますが、これは実は逆効果です。
仕事への自信がないと評価される可能性があります。むしろ「これだけの仕事ができるので、これくらいの年収が欲しい」という主張のほうが、自分のスキルを把握しているからこそできる主張であって、企業にとっても好印象です。
増額は1~2割増程度で
希望年収はできるだけ多い方がうれしいものですが、過去の年収に比べ、あまりに高い年収を提示するのは非常識です。現在の同額~多くとも2割増程度が無難です。未経験の分野への転職の場合は同額で十分であるという回答が無難です。
必ず理由を添えた上で、希望金額を提示すること。
「この点で御社に貢献できるので、これくらいの金額を希望している」
「未経験の分野があるので、今と同じくらいの金額で十分」
等です。自己PRにも繋がるので、きちんとした理由と相応の希望額を提示したいものです。